こころの不調が長く続く方のために、生活面などを支える様々な福祉面の制度があり、専門の精神保健福祉士が対応します。
傷病手当金制度は、疾病で休職の方に関し、給与の約6割が保障される制度であり、安心して療養に専念するために重要です。
自立支援医療制度は、継続治療が必要な方に、治療費負担率が3割から1割になる制度です。必要時これらの相談もお受けします。
医療と福祉の連携が言われて、しばらくたちます。長い付き合いになるこころの病では、ただ医療面の治療をするだけでなく、様々なサービスを受けられる福祉制度をうまく活用していくことが、地域で生きていくうえで長期的な面で非常に大事です。
一方で、各種の制度は申し込まないと利用できないほか、医療と福祉での制度の違いや手続きの難しさから、本来は利用できる、利用すると有効なはずのサービスが利用できないケースも耳にします。
この点を踏まえ、府中こころ診療所では、常勤の精神保健福祉士(福祉制度の専門家)が常勤で複数勤務しており、様々な福祉制度等の相談を受けられるほか、医師とも連携して、素早く、手厚く、医療面と福祉面を融合して治療にあたってまいります。当院通院中の方は、治療の一環として、ご相談をお受けいたします。(時間に限りがある場合があることをご了承ください)
実際に、当院では、府中市をはじめとして、近隣(小金井市、国分寺市、稲城市、調布市、多摩市など)の患者様について、必要時連携を行っています。