当診療所の特徴:多摩地域のこころの健康へ。京王線府中駅、心療内科、精神科の府中こころ診療所

心療内科・府中

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この街の心療内科・精神科の診療所として何ができるか、以下の3つを柱として、取り組みを行っていく所存です。

①生活・心理面の介入と薬物療法の統合

 うつ・不安・不眠…、私たちを悩ませるこころの症状の多くは、様々なストレスと関連しています。そのため、どのようにストレスを減らしたり気にならなくするか、そうした生活・心理面の介入が重要になります。一方で、症状が一定以上重くなっている場合、もしくは脳のレベルでバランスを崩している場合では、ただストレス対策をするだけでは十分改善できず、薬を使っての治療(薬物療法)が必要になります。

「生活・心理面の介入(言い換えるなら精神療法)」と「薬物療法」は、ともするとどちらがより優れているか、二者択一で語られることもありますが、実際には決して相反するものではありません。むしろ状況・状態の変化に合わせ、この両者をいかに柔軟に組み合わせていくかが治療上重要です。

 当診療所では、面接の中で「状態の把握」に重点を置き、状態とその変化に応じて生活・心理面の介入(精神療法)と薬物療法を柔軟に統合して治療を行ってまいります。その結果、精神療法を組み合わせつつ、薬の必要量を徐々に減らしていくことも出てくると考えます。

適応障害とうつ

(関連項目)

当診療所の取り組み:単剤化・減薬の試み

こころの病について:うつ病

こころの病について:不安からの症状群

こころの病について:不眠症、睡眠障害

こころの治療:面接で何をするか

②	地域ケア(入院と外来の中間を支える)

  内科などと同様に、心療内科・精神科でも治療の枠組みは大まかには「外来」「入院」の二つです。それぞれには次のような特徴があります。

外来:費用、制限は少ないが、できることに限界がある

入院:密度の濃い治療ができる一方、費用は高く、制限が多い

 ご本人のQOLや精神的苦痛の大きさを考えると、できるだけ外来治療でいきたいのですが、その構造的な制約上、次のような場合は「外来」での治療継続は困難です。

●精神的にあまりに不安定で、このままでは危険が迫っている場合

●薬の治療が必要だが、継続して薬を飲めない状態にある時

●生活面での障害が強く、自分だけでは生活を維持しにくい時

●精神的な不調から、周囲とトラブルになってしまう時

そのため、「外来」か「入院」かの2択で考えると、上の4つすべて「入院の適応」になります。しかし、この4つすべて、本当に「入院治療」が必要でしょうか? 確かに一番上の「不安定、かつ危険が迫っている場合」は、本人もしくは周囲の安全を守ることが第一優先になるので、入院の枠組みで保護することが必要になります。

一方、下の3つはどうでしょうか。たしかに、「外来診察」だけではカバー困難なのですが、入院の枠まで使わなくても、生活や環境面を調整する「+α」の働きがあれば、治療につなげていけることは多くあります。 この「+α」の役割を担うのが、「地域ケア」の役割です。すでに高齢者の方に対しては、介護保険サービス(訪問支援、デイサービスなど)の形で具体的になっていますが、心療内科・精神科の分野(特に統合失調症など、生活支援が必要な疾患)でも、この分野の充実が求められます。

具体的には

●訪問看護:看護士、精神保健福祉士等が訪問し、生活を支える

●訪問診療:通院困難だが受診希望の方に、訪問して診療する

●デイケア・社会復帰施設:日中の活動及び生活のリハビリ活動をする

●ケア会議:各職種が集まり、方向性を話し合い、各種の地域ケアをまとめる

などを有機的につなげる(医療と福祉をつなげる)こと。外来にこれを加えることで、入院せずに(本人のQOLや自由度を落とすことなく)カバーできる範囲が大きく広がっていくでしょう。

当診療所は、訪問支援の実施のほか、各医療・福祉機関と連携していくことで、この街の「こころの地域ケア」に貢献することを目指します。

地域ケア図

(関連項目)

当診療所の取り組み:訪問支援

当診療所の取り組み:福祉相談

こころの病について:もの忘れ・認知症

こころの病について:統合失調症

 ③精神保健福祉士による地域連携

外来のみでは、前述したように、関わりの質、幅には一定の限界があります。一方で、外来以外にも、福祉、教育など、様々な立場でご本人と関わる方が、しばしばおられます。こうした多角的なかかわりがうまく機能すれば、治療、リハビリにも相乗的な効果が期待できます。しかし反面、職種、立場ごとでの言語や価値観の違いもあり、連携がうまくいきにくい危険もはらんでいます。

当診療所では、この「地域連携」を確実に行っていくために、連携のエキスパートである精神保健福祉士が4名(H28.4.1現在)勤務しており、様々な関係機関と円滑に連携する体制を取っております。現在も、府中市をはじめとして、近隣(調布市、小金井市、稲城市、国分寺市、国立市、立川市など)も含めて、関係機関との連携を行っております。

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