ごあいさつ 府中、調布などの多摩エリアのこころの悩みに尽力いたします。府中こころ診療所、心療内科・精神科

心療内科・府中

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開業から2年を迎えて

府中こころ診療所も、開業してから3年余りを迎えました。この間に、様々な方にご来院いただきました。府中市全域からの方に加え、近隣の調布市、稲城市、多摩市、国分寺市、立川市などからもご来院いただき、年齢層も10代から90代の方まで非常に幅広い層の方が受診されました。仕事などを背景としたうつ病・適応障害の方をはじめ、パニック障害、自律神経失調症、不眠症など、さまざまなこころの悩みのご相談にお答えさせていただきました。様々な世代、環境によって悩みの方向は多様です。そうした様々な幅広い悩みに対応していくことが、こころの相談の入り口としての当診療所の役割と、痛感するようになりました。

平成29年10月より、復職を目指す方へのリワークプログラム(こころリワーク)を開始したしました。うつ病・適応障害等で休職している方が安定して職場復帰し、かつ再燃を防ぎつつ仕事を継続することを目標としたプログラムです。当院のプログラムでは「(待機期間など)なるべく参加の敷居を低くすること」および「(復職後の仕事・生活に生かせる、認知行動療法などの)心理的プログラムを重視すること」「必要時、多職種が連携し、復帰への調整を行うこと」を方針としています。外来診療のみでは不足しがちな「(体力、生活リズム等の)復職準備性の獲得」「(再燃予防のための)ストレス対処の技術の獲得」等を目指せる場を、提供できればと思います。

こうした「外来治療」と「リハビリ・心理アプローチ」「連携」の融合を、今後は復職関連のみならず、より幅広い分野で提供できるようにすることを、目標にしていきたく思います。具体的には、近年取り上げられるようになった発達障害(ADHD(注意欠陥多動性障害)、自閉スペクトラム等)の方への診断・リハビリ・心理アプローチの開発と提供、および治療等で今後が大きく左右される10代の方への診断・リハビリ・連携のアプローチの開発と提供を、今後の目標としたく思います。

様々な方と関わるにつれ、医療機関は、その近隣の街を支える「公器」だとの思いを、日に日に強くします。10代の方から高齢の方まで、様々なこころの悩みを持つ方を支えていくことができていくならば、この街で住む方々が、より安心して、日々の生活を過ごしていくことができるでしょう。私たちも様々な面で日々改善を重ねてきましたが、まだ本来必要なものと現状のギャップは、埋まりきってはいないと考えます。これからも、徐々にでもそのギャップを埋めていくことに、日々取り組んでいきたいと思います。

府中・小金井・調布・多摩、この街のこころの悩みに、少しでも力になれるよう、今後も専心してまいりたく思います。よろしくお願いいたします。

ごあいさつ

若いころ、歌をよく聞いていました。つらい時、悲しい時、迷う時、前が見えないとき。そんな時に決まって、音楽に耳を傾けました。日常では青臭くて使えない言葉も、歌詞になると自然に、ふっと心に入ってきました。たった一言でも、心を強く揺さぶって離さない。そんな表現者に、何度となく救われました。憧れました。自分もいつか、そんなメッセージを伝えられる人になれたなら。

いろいろ試したり、葛藤したり、そんな時を超えて、精神科医になりました。表現者が水面下で様々な過酷な基礎トレーニングを必要とするのと同じように、まずは精神科医として必要な基礎をしっかり学ぶ必要がありました。こころの病のこと、診断の技術のこと、薬の治療のこと、社会制度のことなど。実際に多くの人が困って入院する現場で、色々なことを学びました。徐々にではあっても、「精神科医」として必要なことを学んできました。一方で技術や知識だけでは難しい時もありました。治療でよくなる人も多くいる一方で、そのひとの「苦悩」まではなかなか癒せないこともありました。

後半の2年では、一般的な診察・治療のほかに、患者さんと、そのご家族を対象とした集団療法に取り組んできました。そこで大きな発見がありました。ただ技術的な治療をするだけでは、苦悩までは解決はしない。もちろん基礎として様々な知識や技術はあるけれど、一番大事なのは、どれだけ相手を受け止め、そのうえでどう相手に届く言葉を見つけ、届けること。メッセージ。

精神科の面接でしていることは一見単純です。相手から話を聞いて、返事を返す。その質をどこまで高められるか。頭と体全身を活用して相手の話全体を聞き取り、どのようなニュアンス、言葉、タイミング、音色を使えば相手に伝わるかを全力で考え、そして体全身を意識しながら相手に伝えていく。正直まだまだ未完成ですが、できるベストを尽くして診療にあたれればと思います。

情報を集めると、精神科医療に関して、病院・診療所(クリニック)のそれぞれに、様々な意見を聞くことがあります。視点は様々ですが、一つ確かなのは、患者さんのために、もっと新しく取り組むべき方法がいろいろあるということ。この診療所でも、微力ですが、取り組みを進めていきたいと思います。

こころの病、こころの不調で悩まれているなら、ぜひご相談ください。話をお聞きする中で、正確な見立て・診断・治療を行いつつ、一歩前を向くためのメッセージを、お探しできればと思います。今後とも、よろしくお願いいたします。

平成26年5月1日 府中こころ診療所 所長 春日 雄一郎

略歴

平成17年 東京大学医学部卒業

平成17年 天理よろづ相談所病院初期研修医(ジュニアレジデント)

総合内科を中心に、幅広い科の研修を行う

平成19年 国立精神神経センター病院精神科レジデント

精神科一般病棟のほか、アルコール専門病棟、てんかん専門病棟で研修を行い、途中、都立梅ヶ丘病院(現 多摩小児総合医療センター)で児童精神科の研修を積む

平成21年 医療法人永寿会 恩方病院 精神科医師

おもに急性期病棟で、統合失調症、うつ病、認知症、躁うつ病の方に対し治療を行う

平成24年 医療法人永寿会 恩方病院 精神科医長(疾患教育担当)

病棟・外来での治療のほか、統合失調症の方への集団精神療法(きぼう塾)、病棟での集団認知行動療法、統合失調症の方のご家族のための家族教室を企画、主催する

平成26年 府中こころ診療所 開業

資格等

精神保健指定医

日本精神神経学会精神科専門医

臨床心理士

日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリケア認定医

日本プライマリ・ケア連合学会 指導医

日本医師会認定産業医

認知症サポート医  

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